親なき後の法定後見の事例 |
お父様と2人暮らしだった知的障がい者のAさん。 |
お父様が認知症になってしまい、家庭内での支援が望めなくなりました。 |
そこで、まず私たちがお父様の成年後見人に就任しました。 |
それから、Aさん自身の後見人も家庭裁判所に選任してもらい、 |
ゴミだらけだった家も大掃除をして、お二人の生活環境を確保しました。 |
お父様自身、認知症になる前はお子様のために法定後見の勉強を |
されていたようで、その意思を汲むことができたと思います。 |
親なき後の任意後見の事例 |
統合失調症のBさん、お母様と2人暮らしで、スポーツ観戦が大好き。 |
症状が落ち着いている今は支障なく暮らしていらっしゃいますが、 |
お母様の亡くなった後に症状が悪化したときが不安とのこと。 |
Bさん自身と私どもで任意後見契約を締結し、将来にそなえるとともに、 |
時々ご自宅にうかがって、見守りをさせていただいています。 |
親なき後の遺言の事例 |
統合失調症ながら、ある程度自立して生活ができるCさん。 |
しかしCさん自身の財産は少額で、一家の財産はほとんどが、 |
一緒に暮らしているお母様の名義です。 |
お母様が高齢のため、財産の承継のことで相談にこられました。 |
Cさん以外にも子供がいるが、そちらはもう一人立ちしているので、 |
Cさんのために「一筆残しておきたい」とお考えでした。 |
この場合は、他のお子様に遺留分があること、Cさんだけでは |
相続手続が大変になることが問題になると考えられたので、 |
そのことを説明し、遺留分にも配慮した遺言の作成をお勧めしました。 |
ぜひお願いしたいということで、遺言執行も依頼されたため、 |
受任して一緒に公証人役場にき、公証遺言作成をお手伝いしました。 |
今は、お母様も安心して老後を暮らしておられます。 |
神戸市東灘区住吉本町二丁目13番7号 「司法書士事務所」- 『相続・遺言・後見の相談室』 |
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